能登半島地震で影響を受けた地域の観光を支援するため、旅行代金の半額が補助される「北陸応援割」。 予約が殺到し、すでに配分された予算に達しつつあるとして、9日富山県などが国に予算の追加を要望しました。
北陸応援割は富山、石川、福井、新潟への旅行代金の半額を国が補助する観光支援策で、北陸新幹線敦賀開業にあわせ先月16日から今月26日までの期間で実施されています。 しかし、予約の殺到で県に配分された予算の執行率がすでに9割を超え、多くの旅行施設で補助が受けられる予約は終了しています。
こうした状況を受け、富山、福井、新潟県の担当者が9日観光庁を訪れ、北陸応援割の予算を追加で配分するとともに、現在1人1泊2万円などとなっている割引の上限額を引き下げ、より多くの人が利用できる制度にするよう要望しました。
北陸応援割の拡充については、先月、新田知事の要望に対し岸田総理が検討する考えを示しています。 *追記 9日の要望に観光庁も、「地域の声としてしっかり受け止め、検討する」としています。
(記事出所:2024年4月9日(火) 19:59配信 富山テレビ)